大東文化大学の押川典昭教授が中部ジャワ州ブロラを訪問した。今回の訪問はインドネシアの文豪プラムディヤ・アナンタ・トゥールの足跡を調査するためのものだ。押川教授は10月13日木曜日にブロラに到着した。翌14日金曜日にはプラムディヤゆかりの地を見て回った。押川教授はまた、プラム(プラムディヤの愛称)と家族の墓、旧ブロラ駅とバンクル駅なども訪問した。 ...
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スカルノとは誰か?-文豪プラムディヤが論じるインドネシア初代大統領の「功罪」(タイム誌1999年8月23日号)
スカルノは祖国をひとつにまとめ、独立へと導いた。国民を劣等感から解放し、彼らにインドネシア人としての誇りを植え付けた。これは350年に及ぶオランダの植民地支配と3年半の日本の占領を経た後に達成された事であり、決して取るに足らないものではない。1945年8月17日にスカルノが行なった事は、1776年7月4日にトーマス・ジェファーソンがアメリカ国民に対して行なった行為と何ら変わりはない。加えて、スカルノはこれほどまでに異なる民族、文化、宗教的背景を持つ国民を一滴の血も流すことなくまとめあげた現代アジア唯一の指導者だろう。彼が成し遂げたものを、その後を継いだスハルトが自らの新秩序体制を確立するために数十万人の国民の命を奪い、投獄したことと比較してみてほしい。 ...