ジャカルタ、コンパス-インドネシア語大辞典に収録された英語と日本語からの借用語の数が増加した。これは科学技術の急速な発展および日本ポップカルチャーがインドネシアへ流入したためだ ...
「トランプ時代の日米関係」-インドネシア・コンパス紙社説(2016年12月9日)
ドナルド・トランプが大統領に選出されたことで、日本は新たな困難に直面した。これまで培ってきたアメリカとの友好関係の再構築を余儀なくされたためだ。日本にとって、アメリカは最重要パートナーであり、東アジア地域における中国とロシアの優位を抑える上で最も頼れる存在でもある。しかし、トランプが選挙期間中に用いたレトリックは日本に懸念を抱かせるものだった ...
インドネシア国史に記された「従軍慰安婦(Jugun Ianfu)」問題とは?
インドネシアの国営出版社バライ・プスタカ社が発行する自国通史『インドネシア国史(第5版)』に「従軍慰安婦」の項目が追加されたので、該当部分の翻訳を以下に掲載します。出典はNugroho Notosusanto et al., Sejarah Nasional Indonesia VI, Jakarta: Balai Pustaka, 2008, pp.68-75.です。 ...
【安保法と軍国主義】「日本で新たな安全保障関連法が成立」-インドネシア・コンパス紙社説(2015年9月19日)
多くの人々の懸念が現実のものとなった。9月17日木曜日、日本の新たな安全保障法案が参議院で可決された。新たな安全保障法案が参議院で可決されたことで、日本は再び自国軍隊の海外派遣が可能となった。これは太平洋戦争(1941‐1945)で日本がアメリカおよび連合国に敗戦して以降、初めてのことだ。 ...
【抗日戦勝70周年】「中国による歴史の歪曲」-インドネシア・コンパス紙(2015年9月2日)
9月3日木曜日、第二次世界大戦の枢軸・ファシスト国家(ドイツ、イタリア、日本) に対する中華人民共和国戦勝70周年記念式典が大規模な軍事パレードを伴って開催されたが、この行事は実権を握る中国共産党の扇動およびプロパガンダの一環として理解されるべきだろう。この大規模軍事パレードでは第二次世界大戦の終結よりも日本の降伏を祝うことに主眼が置かれていた。 ...
【抗日戦勝70周年式典】「中国は度重なる軍事力の誇示をやめよ」-インドネシア・コンパス紙社説(2015年9月5日)
9月3日木曜日、中国は第二次世界大戦終結70周年の記念日に自らの軍事力を示した。中国は中距離弾道ミサイルDF-21dやその他の弾道ミサイルを含めた兵器を披露することで自らの軍事力を誇示した。だが、実際には中国が強大な軍事力を有することに特筆すべき点はない。2014年に世界第2位の経済大国となった同国にとって、巨額の軍事予算が割り当てられるのは当然のことであるためだ。 ...
【原爆投下から70年】「忘れえぬ悲劇」-インドネシア・コンパス紙社説(2015年8月11日)
70年前に起こった出来事だ。しかし、この悲劇は今もなお忘れ去られることはない。まさしく人類史上に残る暗黒の一ページとなっている。この悲劇の規模はおぞましいほどの犠牲者数に表れている。1945年8月6日、アメリカが広島に投下した一発目の爆弾「リトル・ボーイ」によって、14万人の命が奪われた。その三日後である1945年8月9日には二発目の爆弾「ファット・マン」が長崎に投下され、7万4千人から24万人が犠牲となった。このうち軍人は150人に過ぎず、犠牲者の大半は民間人だった。 ...